みなさんこんにちは、たろです!
大型免許を取得するために教習所に通い始めると
大型トラックの運転のコツを知りたいなぁ〜
ハンドルを切るタイミングがわからない
方向変換のバックが難しい
こういった事で悩みませんか?
私も教習に通い始めた時や
大型トラックに乗り始めた時はよく悩みました。
今回お話するポイントを意識することで、確実に運転技術は上達します!
私は約6年トラック歴があり
現在は長距離トレーラー運転手として活動しています!
そんな私が実際に意識している、運転のポイントを教えます!
現在教習所に通われている方はもちろん
大型トラックに乗り出したばかりの方も、かなり役に立つ情報になります!
よければ最後までお付き合い下さい!
それでははじめていきます!
運転のコツを5つ紹介します
運転のコツを5つにまとめました!
普通車とは違い大型トラックならではの装備もたくさんあります。
少しずつ慣れていきましょう!
上達するには後輪の位置を掴むこと
まずは大きさになれて【後輪の位置を掴む】ことが大切です!
なぜそんなに後輪の位置を把握することが大切なのか?
大型トラックに乗り始めた時に右左折や、ゆるやかなカーブを走行する際
自分がイメージしているよりも少し離れたり
逆に内側に入りすぎて脱輪しそうになることはありませんか?
特に左折をする時が、かなり大切です!
初心者の方にありがちなミスは縁石に乗り上げてしまうことです。
この問題も後輪の位置を把握出来ていると改善できるからです。
左折のイメージをお伝えします!
【後輪が角にきたら一気にハンドルを回す】以上です。
え?これだけ?と思う方もいるかも
しれませんが、これだけです。
大型トラックにしろ、トレーラーにしろこの考えは一緒です。
後はオーバーハングに注意するだけです!
後輪の位置を掴むだけで、かなり上達します。
使えるところは限界まで大きく使おう
これも重要です!
具体的に説明します!
✓狭い範囲で調整しようとしない
よく見る光景は駐車しようとした際、
少し失敗をしたらハンドルを切って、前に進みますよね!
その際に前の余白を十分に使えているか?ということです。
初心者の方はどうしても
前にスペースがあるのに、自分で見えない壁を作り
狭い範囲で修正をしようとします。
大型トラック運転手が駐車しようとする際は
そこまで使う必要ある??と感じてしまうくらい
ギリギリまで使えるスペースを使います!
ここまで使っていいよと
言われているのであれば、限界まで使う意識を持ちましょう!
✓車幅の感覚を早く掴む
一般的な道路や高速道路の
幅員は3.5m程度が基本となっています。
それ以上に狭いところを走行する事もあります。
大型トラックの幅は2.5メートル以内に作られています。
高速道路や大きな国道は幅に余裕はあります。
しかし、一般道の中にはかなり
狭いところもあります。
対向車線から大型トラックが来ると
ヒヤッとする場面も…
運転席から見た時の、左前の感覚(見え方)を掴んでおくこと!
真っ直ぐ走る際に
ミラーで白線の位置を見て運転席から直接、左前の白線も見る!
ここで見え方を確認しておきましょう!
何も考えずに走行していると上手くはなりません。
常に「ここの位置で走行していたら、運転席からはこういう見え方をするんだな」を考えましょう!
✓右カーブでは左前に意識を 左カーブでは右前に意識を
これはS字でも使える考えです!
カーブを走行する際は
普通車感覚で走行位置をキープしているとはみ出すことも。
大型トラック同士のカーブでの
すれ違いでは、ミラーが当たりそうになることもあります。
『右カーブの時は左前の白線に沿わせて走行をする』
『左カーブの時は「前輪」を左車線に沿わせるのではなく
「後輪」を左車線に沿わせながらカーブするように意識する』
普通車のように、左カーブの時に内側に沿わせすぎると
後輪を縁石でこすることもあります。
これも後輪の位置と幅を把握しているからこそできる事です。
最初は難しいです。
しかし、何も考えずに運転するよりも
意識を持ちながら運転する方が上達は早いです!
ブレーキ操作は優しく
ブレーキ操作、難しく感じませんか?
私はかなり難しく感じました…
エアブレーキは難しいですよね。
普通車感覚で踏むと
効きすぎて衝撃が凄いです。
これはもう慣れるしかありません。
私が意識しているのは
『カカトをつけて足首を動かして踏むことです!』
強く踏んだら破裂しそうなものが
あるかのように「優しく踏む」を意識しています。
スネのあたりが、かなり疲れる。
ブレーキの操作が荷物事故に繋がることもあります。
最初は大変ですが慣れるまで意識しましょう!
ミラーを使いこなそう
トラックにはミラーがたくさんあります。
・「サイドミラー」
両サイドに2つ
・「サイドアンダーミラー」
サイドミラーの下にトラックの下がよく見えるアンダーミラーがついています。
左側のサイドアンダーミラーは絶対にありますが
右側のサイドアンダーミラーは、あるところと無いところもあります。
・「アンダーミラー」
トラック前方の下が見えるミラーになります。
運転席が高くて、前方の下が見えないので
このミラーを使い、確認します。
発進する際は全てのミラーを確認しましょう!
ちなみに私は今でも指差し確認をします。
トラックは死角が多いと思われますが、決してそんなことはありません!
むしろ個人的にはトラックの方が
死角が少ないと思っているくらいです。
『走行中も自分の走行位置を把握』するために、頻繁に確認をします。
ミラーを確認しなければ危険な乗り物ですが
ミラーを使いこなせれば安全な乗り物です。
目視で見えるところは目視で確認し
見えないところはミラーで確認をする癖をつけましょう!
排気ブレーキに慣れよう
最後は排気ブレーキについてです!
排気ブレーキとは
フットブレーキ以外で減速できる補助ブレーキのことです。
左側のハンドルの後ろにレバーがありますよね!
普通車でいうとワイパーの操作をするレバー位置です。
トラックはフットブレーキに頼りすぎると
負荷が大きくなります。
積載時はフットブレーキだけでは弱いです。
下り坂や高速道路で使うのがおすすめです!
教習所では使用しないと思いますが
現場に出たら慣れていきましょう!
バックの際のポイント
教習所では方向変換などでバックをします!
慣れないうちは難しいですよね…
でも動きは普通車と一緒です!
ただ、サイズが大きくなっただけです!
「そんなこと言っても〜」と思われるかもしれませんが、本当にそうなのです。
なので普通免許を持っていて
普段から運転をしていればすぐに出来るようになると思っておきましょう!
ポイントは5点!
✓後輪を角に合わせていく
✓右バックなら左前、左バックなら右前のスペースに注意する
✓アプローチはなるべく、駐車したい所に対して真っ直ぐになるように。
真っ直ぐにできない場合は
頭を振れるスペースも空けておくこと!
✓見えなければ降りて確認しよう
✓窓を空けて音も確認する
方向変換の際は後輪を角に合わせながら
ハンドルを切っていくイメージを持てば問題ありません。
出る時も後輪の位置を把握出来ていれば
問題なく出れるでしょう!
『ミラーで後輪の位置を確認しながら調整』
を意識するといいです!
狭い所へ右左折で入る方法(隘路)
教習所の課題にもある「隘路」
私はバックよりもこちらの方が、格段に難しいと思います。
この課題をすんなりできた方はかなり上手です!!
運転のセンスがあるのでしょう。
ちなみに私は苦手でした…
そんな私でもトレーラー乗りになれたので
苦戦しているあなたも、焦らなくて大丈夫です!
隘路のコツ教えます。
ポイントは2点あります。
✓『運転席から侵入したいところが真横に見えたらハンドルを切る』
✓後輪を意識する
実際の現場でも反対車線に膨らんで左折をして
敷地内に入ることもあります。
慣れてくると感覚なのですが
一度考えてみました
「自分はどのタイミングでハンドルを回しているのかな」と。
考えた結果、先程お伝えした
真横に侵入したいところが見えたら一気にハンドルを切っています。
2つ目の後輪を意識するは
侵入箇所が真横に来たら
ハンドルを一気に回し始めて
ミラーを見ながら後輪を白線に合わせていくです!
何度も失敗して挑戦してください!
この方法を参考にして微調整をするだけで
すんなり入るようになると思います!
そして万が一ズレたとしても、あせらず
「使えるところは大きく使い」修正すれば問題ありません!
まとめ
今回のおさらいをします!
✓上達への近道は「後輪の位置」をつかむ
✓左折は後輪が角のあたりにきたら、ハンドルを一気に回す
✓見えない壁を作らずに、使えるところは広く使おう!
✓車幅の感覚は普段からミラーを見て
走行位置を意識することで早くつかめます。
✓ブレーキはかかとをつけて足首を動かして、優しくふむ。
✓ミラーを使いこなせばトラックは安全な乗り物です。
✓バックのポイントは後輪を角に合わせていく意識でおこなう。
✓ 隘路は侵入箇所が真横に見えたら一気に
ハンドルを回しはじめて
ミラーで後輪の位置を確認しながら調整する!
ただ、漠然と運転していては上手くなりません。
しかし、普段から意識をすることで
少しずつ上達していきます。
最初のうちは
「トラックに乗れる楽しさ」と「サイズの大きさからくる怖さ」があると思います。
6年経った今でも楽しさと怖さ両方あります。
ルールを守り、事故さえ起こさなければ
本当に楽しい職業だと感じています。
これから運送業界を目指される方
トラックに乗り始めたばかりの初心者の方
そんなあなた達の参考になれば私も嬉しいです。
なにか質問等があれば、気軽にお問い合わせください!
本日も最後までご覧頂きありがとうございました。
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