こんにちは「たろ」です!
誰かに何かを伝えるって難しくないですか?
- 話が分かりにくいと言われる
- 話す順番がわからない
- 伝えるのが苦手
私も人に何かを伝えるのは苦手です。
思考整理ができず、「あれ、今何を話してるんだろ…」と、自分の中で道に迷うことも。
分かりにくい説明を続けると、話を聞いたり、資料にも目を通してもらえなくなります。
この記事を読んで分かること
- 話が伝わらない3つの原因
- 意識するポイント
- 説明で使える黄金の型
今回の参考書籍は「元・駿台予備学校カリスマ講師の犬塚 壮志さん」が執筆された「東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる」です!
この本は一言で言うと
『相手に伝わる分かりやすい説明の型』を学ぶことができる本になります!
こちらの本の内容をギュッとまとめました!
記事を読むことで「人に伝わらない原因」が分かり、「説明する際のポイント」「型」を知ることができます。
つまり他人から、「〇〇さんの説明は分かりやすい!」と喜ばれる未来に近づけるでしょう!
その結果、得た情報を使い、他者貢献に繋がることになります!
私もまだまだ苦手です。
自分で書いた内容を見て「分かりにくいなぁ〜」と悩む日々です。
一緒に学び、成長していきましょう!
それでは少しずつ解説していきます。
著者の「犬塚 壮志さん」について
教育コンテンツプロデューサー/株式会社士教育代表取締役
業界最難関といわれる駿台予備学校の採用試験に当時最年少の25才で合格。
年間1,500時間以上の講義を行う中で、多種多様な説明パターンを身につけ、「大人の学び方改革」を目的に駿台予備学校を退職。
講座開発コンサルティング・教材作成サポート・講師養成・営業代行をワンオペで請け負う「士教育」を経営。ありとあらゆるシチュエーションに必要な説明スキルを磨き上げる。
駿台予備学校で講師をされていた方です!
わかりやすい説明が求められる最前線で活躍されており、その中で編み出した、わかりやすい説明の型を学べます!
本書を読もうと思ったきっかけ
分かりやすく伝える方法を学びたかったからです!
学んだことを伝えるのって難しくないですか?
「よし、理解できた!」と思っていても、いざ伝えてみると「あれ、どういう意味だろう…」と自分の中で思考整理ができていない事に気づきます。
またどんな順番で話すと「読書の方の悩みを解決できるだろう?」と考える日々です。
そんな時に、たまたま図書館で本書を見つけました。
タイトルの「わかりやすい説明は型」という所に目がとまり、著者の「犬塚 壮志さん」のことも知っていたので、読み始めることにしました。
最新刊の「説明組み立て図鑑」も、評価は高いですね!
話が伝わらない3つの原因
本書で紹介されている、伝わらない原因は3つあります!
- 相手が聴く姿勢を取れていない
- 自分自身が内容を完全に理解できていない
- 相手の持っている知識を自身が把握できていない
この3つが主な原因になります。
なるほどなぁと納得です…
意識するポイント
相手が聴く姿勢を取れていない
自分の興味のない話は聞かないですよね。
人は欲求を刺激されないと、聴こうとしないからです。
学生時代の校長先生の話を思い出すと、よく分かると思います。
「早くおわらんかな〜」と思っていた人も、多いのではないでしょうか?
会議も自分に関係の無い話は、うわの空で聴いてる方も多いはず…
人は自分にとって「メリット」や「デメリット」のない話は聴きません。
まずは相手にとっての「メリット」「デメリット」を伝え、興味を引くことが重要になります!
自分にとってメリットやリスクがあるからこそ、本気で聞きますよね!
最初にそれが書いてあると、興味は引かれます!
自分自身が内容を完全に理解できていない
まずは内容を完全に理解しましょう。
人に「1」を教えようと思えば、教える側は「10」理解しないといけないからです。
自分が理解できたと思っても、話し出してみると「あれ、どういう意味だろう」となることはありますよね!
要するに、自分の中で腑に落ちるまで、理解をすることで、相手に伝えることができるようになります。
当たり前のことですが、自分自身が内容を深く理解していないと、伝わりません。
実際に学び終えたら、声に出して説明を聞いてみることをオススメします!
「どう意味だっけ?」に気づくきっかけになると思います。
本を読んだけど理解できていないでは、伝えられないですよね…
相手の持っている知識を自身が把握できてない
相手の知識を把握しましょう!
「自分が既に持っている知識」と「新しい情報」が繋がった時、人は「分かった!」となるからです。
つまり相手の知識を把握して、伝える情報をリンクさせる必要があります!
相手が「足し算」や「引き算」しか知らないのに、「一次関数」を教えても解くことはできないですよね!
相手の情報を把握して、目標までの理解の階段を作り、説明をすることが必要になります。
要するに、伝えるためには『聴く姿勢を作り、自身が深く理解し、相手の知識を把握して情報を繋げる』ことが大切になります!
話し始める前の準備が、こんなにもあるなんて知りませんでした…
何事も準備が大切ですね!
説明で使える黄金の型
本書で紹介されている黄金のフォーマット『IKPOLET法』について簡単に紹介します!
それぞれ英単語の頭文字を組み合わせたものになります。
1.「I」(interest)
興味を引き、聴く姿勢を作ってもらいます!
・欲、メリットを見せる。
→「〜が分かると、こんなメリットがあるよ!」
つまり、目の前にニンジンをぶら下げるような感じです!
恐怖、デメリット、リスクを伝える。
→「〜を知らないと、悲惨な結果になってしまうかも…」
『恐怖訴求』とも言われ、相手を動かす特効薬になります!
しかし、多用しすぎると信頼関係が崩れるので注意が必要です!
まずは『聴き手の欲求を刺激して、興味を引き、聴く姿勢を整える』ことが大切になります!
メリット、リスクを上手く使い分ける必要がありますね!
2.「K」(knowledge)
聴き手の持っている知識にアクセスします!
相手の持つ知識を把握することで、新たな情報のネットワークを作ることができるからです!
ここでは7つの質問を使います!
①どういうものか教えて
→現状把握
②そもそもこれってなに?
→定義や分類、フレームの明確化
③これはどこに位置する?
→全体と部分の把握
④なんでそうなった?その結果どうなる?
→因果関係の理解
⑤なんのため?どうする?
→目的と手段の判断
⑥つまり?具体的に?
→抽象化と具体化
⑦証拠は?仕組みは?
エビデンス、メカニズムの提示
要するにここでは、『知っていること、知らないことを明確にして、説明手順を考える』ことが必要になります!
知ってること、知らないことを把握できれば、必要なことだけ伝えることができますね!
3.「P」(purpose)
目的や意義を伝えます!
目的を知ることで、「なんでこんなことをしてるんだろう…」を無くし、行動の理解が深まるからです。
たとえば、私は最近よく読書をします。
目的がなければ「なんで読書してるんやろう?」となりますよね。
ブログも同じです。
「なぜブログを始めたのか…」
続けられるのは、『目的を明確』に持っているからです。
要するに『目的を明確にし、具体的な手段を伝えることで、行動に移せる』ようになります。
動作に繋げて欲しいのであれば、重要な過程です。
目的を明確にすることは重要です。
人は目的があるからこそ動けます!
4.「O」「outline」
全体像を伝えます!
説明内容の輪郭が分かることで、理解しようとする準備が整うからです!
盛り込み方は2つあります!
・集合(全体・大枠)
「これから〇〇について話します!」
・時系列(進捗)
「今回お話する内容は全体の流れの〇〇の部分についてです」
→大枠のライン
『全体像を伝えることで、聴く準備が整い、思考や理解』が深まります!
調べ物をする時も、何について話されるのかがわからない記事より、最初に全体像を教えてくれる人の記事の方が嬉しいですよね!
5.「L」(link)
情報を繋げていきます!
なぜなら、元から持っている知識と新しい知識を繋げることで、理解は深まるからです。
本書で紹介されている4つの方法のうち、1つを紹介します。
・帰納法
→バラバラなものをあるルールでまとめる。
相手の持っている知識と、新しい知識を一括りにすることで、「わかりやすい!」に繋がります。
「〜の仕組みは〜となっている」
「〜をもっと掘り下げると〜」
この段階では『聴き手が元々持つ知識と新しい知識を繋げることで、理解を深める』ことが大切になります!
本書ではこの情報を繋げる段階は、非常に大切と書かれています!
6.「E」(embadinent,example,evidence)
・具体化
→漠然としたことが、イメージの湧くレベルまでいくことで、理解のスピードはあがります!
抽象「この本は読書術が学べます。」
具体「この本は、誰でも簡単に使える読書術のフォーマットが紹介されており、理解が深まる読書法について学べます。」
・事例
現実世界でどう使われているかを伝えます。
「たとえば〜」「実際あった話でいうと〜」
・証拠、エビデンス
→公的機関のデータ
→自分の実体験や現場の情報
を提示します。
要するにこの段階では、『抽象的なイメージを具体化して、自身の体験、データを基に説明する』ことがポイントになります!
YouTubeやブログでも、わかりやすい説明をされる方は、具体例が的確ですよね!
私にとっての課題です…
7.「T」(transfer)
転移させることで、少ない情報を多くのことに活かせるようになります!
手順は2つ
①これから話す新しい情報や相手の持つ知識を抽象化する
②抽象化したものを、別の場面で具体的に適用してみましょう!
「実はこの考え方って、こっちでも使えるんだよ!」
結果、学習の価値が上がり、新しい発想やアイデアに繋がります!
『得た知識を様々な場面で使うことで、情報の価値』は上がります!
ブログで得た情報も、日常で使える知識はいっぱいありますよね!
まとめ
今回のまとめをします!
✓話が伝わらない3つの原因
- 相手が聴く姿勢を取れていない
- 自分自身が内容を完全に理解できていない
- 相手の持っている知識を自身が把握できていない
✓ IKPOLET法について
「I」(interest)
聴き手の欲求を刺激して、興味を引き、聴く姿勢を整える。
「K」(knowledge)
知っていること、知らないことを明確にして、説明手順を考える。
「P」(purpose)
目的を明確にし、具体的な手段を伝えることで、行動に移せるように促す。
「O」「outline」
全体像を伝えることで、聴く準備が整い、思考や理解が深まる。
「L」(link)
聴き手が元々持つ知識と新しい知識を繋げることで、理解を深める。
「E」(embadinent,example,evidence)
抽象的なイメージを具体化して、自身の体験、データを基に説明する。
「T」(transfer)
得た知識を様々な場面で使うことで、情報の価値を上げる。
相手に伝わるわかりやすい説明とは
『相手を知り、興味を引き、聴く姿勢を整える。その後、目的を明確にして、手段を伝える』ことが大切です。
悩まれている方の「知らない」を「分かった、理解できた」にすることで、情報に価値は生まれてきます!
情報に価値をつけることができれば、自分自身にも価値が付き、ファンの方も増えるでしょう。
好きなことを仕事にする1歩になります!
わかりやすい説明をして、価値をつけていきましょう!
本書では、より具体的に「わかってもらえない原因」「IKPOLET法」について解説してくれています!
「わかりやすい説明」を本格的に学びたいのであれば、手に取ることをオススメします。
今回の記事で少しでも悩み解決に近づくことができたのなら、嬉しく思います。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
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