こんにちは「たろ」です!
突然ですが『SDGs』知ってますか?
- あまりよく分かってない
- 聞いたことはあるけど、詳しく知らない
- 日本の課題と、行っている取り組みは?
今回は『具体的な内容や、日本の取り組みをあまり知らない方』に向けての記事になります!
この記事を読んで分かること
- 17のゴールと5つのP
- 日本の脆弱と言われる3つの分野
- 具体的な取り組みと得られる未来
こちらを解説していきます!
参考書籍は「高橋 真樹さん」が執筆された【日本のSDGs それってほんとにサステナブル?】です。
この本は『SDGsの内容と日本の課題や取り組み』について、知ることができる書籍になります!
恥ずかしながら私は『SDGs』の言葉は知っていたものの、具体的に何をしているかまではあまり知りませんでした…。
「レジ袋が有料になったな〜」
「幼児教育は無償化になったんや〜」
「働き方改革法案が可決されたんか」
「再エネをえらい押してくるな〜」
など、ほぼ無関心でした…。
しかしこれらのことはすべて、SDGsの取り組みになります!
SDGsを一言で説明するなら『現代の欲求も満たしつつ、将来の人・地球環境を考え、より良くする為の取り組み』となります!
今さえ良ければ、後は関係ないではダメということですね。
今回は世界的に見て『日本の課題』と言われている中から、特に私が関心を持った分野を紹介します!
知らなかったことを知ることで、明日から「未来ある若者達のため」に行動を変えるきっかけになるでしょう!
個人的な感想も含めながら、少しずつ解説していきます。
著者の「高橋 真樹さん」について
1996年、早稲田大学在学中に国際NGOと出会い、世界をめぐることに。
以降、NGO職員として世界約70ヶ国を訪れ、主に災害支援、難民支援、核兵器廃絶、国際協力、平和教育などの分野で活動する。
2010年、フリーのノンフィクションライターとして独立。
「持続可能な社会」をテーマに、国内外をめぐり、取材、執筆、講演活動を続けている。
近年の取材テーマはSDGs、気候変動を含む環境・エネルギー問題、まちづくり、難民、災害、貧困、核問題、国際情勢など幅広い。
激動する社会的テーマを、国際的な視点からわかりやすく、かつ深く、自分ごととして理解してもらえるよう伝えることをモットーとしている。
世の中の問題に対して、他人事となることが多いですが、それだと行動に移しこめない…。
自分事として理解してもらうために行動をされているのは、本当に凄いことだと思います。
高橋さんの「できない理由より、できる理由を探そう」は大好きな言葉です。
本書を読もうと思ったきっかけ
「SDGs」と「日本の課題」について、学びたかったからです!
正直なところ、私は日本の将来に希望を持てていません。
自身の体験や、NPO法人での活動を通して、子育て、教育環境、労働環境などに、良いイメージを持っていないからです。
なのでぶっちゃけ、SDGsの取り組みに無関心でした…。
「今さえ良ければ、あとは関係ない」
このように考えていました。
しかし結婚をして、私自身も前向きに歩けるようになった事で、将来を少しずつ考えられるようになりました。
なかでも、新たな生命を授かることを考えた時に心の底から「産まれてきて幸せな世の中だよ」と子どもに言えるのか。
その為にもまずは、課題や取り組みを知ることから始めたいと思いました。
今の私達の欲求を満たすために、若者、子ども達の未来を奪ってはいけないですよね!
17のゴールと5つのP
SDGsの17のゴールと5つのPを簡単に紹介します!
『People(人間)』→貧困に関するゴール
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
Prosperity(繁栄)』→持続可能な経済に関わるゴール
7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤を作ろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくり
『Planet(地球)』→地球環境に関わるゴール
12.つくる責任、つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
『Peace(平和)』→構造的暴力を無くす
16.平和と公正をすべての人に
『Partnership(パートナーシップ)』→枠組みを越えサポートする
17.パートナーシップで目標を達成しよう
さらに詳しく知りたい方はこちらを参照してください!
壮大な目標も多く、自分事に置き換えるのもなかなかむずかしい…
ですが、身近な問題も多くあります!
日本の脆弱と言われる3つの分野
本書では8つの論点として取り上げられています!
その中から個人的にも気になる、3つの課題を紹介します!
身近な問題も多くあるので、自分事として捉えやすいと思います。
貧困
教育格差や健康悪化などが起きます。
学びたくても学べなかったり、食生活が悪化するからです…。
日本の場合は飢餓などの「絶対的貧困」は少なく、国の生活水準と比較して困窮している「相対的貧困」が多くなっています。
特に「ひとり親世帯」の貧困が多い傾向にあります。
私は以前NPO法人で働いていた時に、ひとり親世帯とよく関わっていました。
- 親が収入・精神的に不安定
- 学習意欲が高いけど習い事にいけない
- 子どもは親を気遣い、自分の気持ちを主張できない
- 食事はインスタントばかり
- 親と子ども、共に体調を崩しやすい
ごく1部かもしれませんが、そこには私の知らない世界が広がっており、衝撃を受けたのを覚えています。
貧困は大きな確率で、生育環境に悪影響を及ぼすでしょう。
まともな食事、習い事をさせてもらえることが当たり前ではないと気づきました…
働き方
働く環境を整えなければ、心身ともに調子を崩し、子どもの生育環境や少子化にも何かしらの影響を与えるでしょう。
課題は2つです!
- 正社員の長時間労働
- 非正規雇用の低賃金労働
正社員の長時間労働に関しては、言うまでもないでしょう。
みなさんも酷な長時間労働を、経験されたことがあるのではないでしょうか?
私は1日に17時間以上働くこともあり、倒れそうになることもしばしばあります…。
『働き方改革関連法案』が機能していないのは事実です。
そしてコロナ禍ではシフト削減などで、生活を揺るがす程の影響を受けた非正規雇用の方も多いのでは無いでしょうか。
働き方は貧困と直結していると思います。
働く大人の環境を整えないことには、「子どもの生育環境」「少子化」に悪影響を及ぼすことは、間違いないと思います。
長時間労働は心身ともに支障をきたします…
早急な改善が必要ですね!
教育
日本では「子ども達が教育を受ける権利」を持つ義務教育があるので、学校に通えないという子どもは少ないと思います。
世界には学校にすらいけない子ども達も多くいます。
しかし通えることはいいのですが、日本の教師は世界一多忙です。
つまり多忙すぎて子どもと向き合えず、十分な教育ができないことに繋がります。
また日本はプレゼンやディベートが少なく、「論理的思考」や「思考プロセスを分かりやすく説明するコミュニケーション能力」を培うことができない。
要するに、自分の意見を主張することが苦手になります。
子どもが子ども時代を謳歌し、一人ひとりと向き合いながら、自分の意見を大人に主張できるように育てることが、公教育のミッションです。
将来の為に今は我慢しようでは、ダメということですね。
子どもにも、子ども時代を楽しみ、大人に意見を主張する権利があります!
我慢ばかりさせるのはよくないですね。
具体的な取り組みと得られる未来
ここまでは課題をお伝えしました。
では各問題点で行われている取り組みを紹介します。
貧困への取り組み
- 幼児教育の無償化
- 子ども食堂、宅食
- 貧困家庭の支援
食、教育、居場所作りなど、公的な機関だけではまかなえないところも、民間団体と協力しながら、サポートをしています。
居場所がなく、孤立している人のサポートをするのは、大切ですね!
取り組みから得られる未来として
- 親、子どもが危険な状態になる前から関わることができるようになる。
- 食を通じて、孤立を避けられる。
- 子どもを預けることができ、働くことができるようになる。
これらのことが考えられます!
親と子ども、両方ともが「ひとりじゃない」と感じれることで、危険な状態から早く助けてあげられるでしょう。
誰ひとり取り残すことがないようにするには、重要な活動です。
だれひとり取り残さないは、SDGsの基本理念です!
働き方
働き方改革関連法案
法律で時間外労働や同一労働同一賃金などが決められています。
皆さんの職場ではどうでしょうか?
私の職場では、まだまだ長時間労働に関して改善されていません…。
働き方が改善されることで、余裕を持つことができます。
考えられる未来として
- 家庭を持つことにためらいを感じる人が減り、少子化も改善するのでは?
- 自分で精一杯ではなく、周りを見る余裕ができ、SDGsに取り組むことができるようになる。
このような事が可能になると思います。
「第二時ベビーブーム期」で生まれた人達が社会に出る頃に、バブル崩壊や非正規雇用が増加しました。
これにより、家庭を持つことにためらいを感じ、少子化が加速したとも言われています。
働く環境が少しでも改善されることで、「課題先進国」と言われる日本の現状を変えていくことができるのではないでしょうか。
日本の少子高齢化は「課題先進国」と言われるくらい、かなりヤバい状況です。
皆が希望を持てる環境が必要ですね。
教育
ESD→持続可能な社会を作るための担い手を育む教育。
主体性をもち、自分にできることは何かを考え、課題の解決に繋がる行動を生み出せるような取り組みを行っています。
横との繋がりを意識して、地域の様々な人と連携しながら、推進活動を行っているところもあるそうです。
子ども達が主体性をもち、学ぶということは非常に大切ですよね!
取り組みから得られる未来として
- 将来の日本を支える優秀な子ども達を育てることができる。
- 自分の意見を主張できる人が多く増える。
- 教師の負担が減ることで、子ども一人ひとりと向き合うことが可能になる。
このような事が考えられます!
私は世間一般的に「ゆとり世代」と呼ばれる年代です。
何も考えずに生きてきたので、社会に出てから苦労しました…
『自分の考えをもち、主張ができる』
非常に大切なことです。
今の取り組みが、子ども達の将来に少しでもいい方向へ向かうと嬉しいですね!
ESDは素晴らしいことだと思います!
教育者の能力構築、学習環境の変革など、これからに期待ですね。
まとめ
今回のまとめをします!
〇 SDGsは17のゴールと5つのPから成り立っている。
〇 日本の脆弱と言われる分野
「貧困」
課題
・国の生活水準と比較して困窮している「相対的貧困」が多くなっている。
特にひとり親世帯。
対策
・幼児教育の無償化
・子ども食堂、宅食
・貧困家庭の支援
孤立して危険な状態になる前からサポートすることで、誰ひとり取り残すことがない未来を得られるでしょう!
「働き方」
課題
1.正社員の長時間労働
2.非正規雇用の低賃金労働
対策
・働き方改革関連法案
働く環境が整うことで、課題先進国である日本の現状を変えていくことができるでしょう!
「教育」
課題
・世界一多忙な教師が、子ども達一人ひとりと、どう向き合うか。
・「論理的思考」や「思考プロセスを分かりやすく説明するコミュニケーション能力」が低い。
対策
・ESD→持続可能な社会を作るための担い手を育む教育。
自分の考えをもち、主張のできる子ども達が増えるでしょう!
今回は3つの課題に絞りましたが、他にも日本の課題として挙げられているものは多くあります。
「ジェンダー平等」
「災害対策」
「エネルギーと気候変動」
「海洋プラスチック問題」
「つくる責任、つかう責任」
なども課題です。
今回の話が、「SDGs」に興味を持つきっかけになれば嬉しいです!
「できない理由」を探すのは簡単です。
それよりも、一人ひとりが「できること」を探してみましょう。
その小さな行動の積み重ねが、私たちの日々の暮らしを向上させ、子ども達の未来へと紡ぐ事ができます!
私もまだまだできてないことばかりです。
一緒に学び、よりよい環境を目指していきましょう!
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!
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